オンライン開催「社会的処方の制度化に潜む危険性」~地域と関わり続けてきた医師の視点から~ のイベントページを公開しました。
オンライン開催
「社会的処方の制度化に潜む危険性」
~地域と関わり続けてきた医師の視点から~
近年、目にする機会が増えてきた「社会的処方」という言葉。医師が薬の処方などの医学的処方に加えて、患者を地域の活動やサービス等に繋げる社会的な処方を行うこの取り組みは、2020年に閣議決定された「骨太の方針」の中にも盛り込まれ、制度化に向けた議論が進んでいます。「医療モデル」から「生活モデル」への変化という大きな流れを背景にした動きといえますが、制度に組み込まれることに対しては、期待だけでなく懸念の声も聞かれます。
今回のyururiでは、地域包括ケアシステムの先駆けとして有名な「幸手モデル」の構築に携わってこられた中野智紀さんをゲストにお迎えし、現場の医師の立場で社会的処方に対して感じておられる思いをお話しいただきます。制度化への懸念や問題点を指摘いただくと共に、医療者が患者の生活と向き合うには何が必要か、どのように地域と関わっていくと良いのか、多様な専門職や市民がどう協働できるのか、これまでの地域活動を踏まえた体験談や心構えなどもお伺いしてみたいと思います。
「社会的処方」というキーワードを切り口に、医療は地域で何ができるのか、一緒に考えてみませんか。現在地域活動に取り組んでおられる方も、これから何かしてみたいという方も、どうぞふるってご参加ください!
【ゲストスピーカー】
中野 智紀 さん(社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス 東埼玉総合病院 地域糖尿病センター長)
コミュニティドクターとして地域医療や地域ケア、まちづくりに従事。2012年には、地域医療ネットワーク「とねっと」の正式運営をスタートするとともに、在宅医療連携拠点推進室「菜のはな」を開設、室長となる。制度が住民に合わせていく地域包括ケアシステム「幸手モデル」を構築してきた。
埼玉県越谷市出身。2001年獨協医科大学卒。日本糖尿病学会認定専門医、日本内科学会認定内科医、埼玉県糖尿病協会理事。内閣官房IT戦略本部の医療情報化に関するタスクフォース構成員を務めた。第5回プライマリケア連合学会地域ケアネットワーク優秀賞受賞。
日時:2021/12/15(水)19:00~21:00(18:45からアクセス可)
定員:90名(先着順)
参加費:2,000円 (Peatixの案内ページ http://ptix.at/GmATzc からお申し込みください)
参加対象:医療の現状や課題に興味のある方どなたでも
開催形式:Zoomミーティング(オンラインでの開催)
※お申込みいただいた方は当日、配信URLからイベントにご参加ください
進行:
19:00~20:25 ゲストレクチャー&質疑応答 中野 智紀 さん
20:25~20:30 休憩
20:30~21:00 交流会(オンライン飲み会)
※ゲストレクチャー~質疑応答までは、レクチャー形式(登壇者・司会以外はマイクオフ)にて進行致します。ビデオオフにして聞くだけの参加もOKです。質疑応答はチャットから受け付けます。
※20:30以降の参加者交流会に参加される方は、基本的にビデオをオンにしてご参加いただけますよう、お願い致します。
※遅れての参加、途中までの参加、再入場もOKです。