冊子・ツール
サードパスで作成した、対話や連携に役立つ制作物をご紹介しています。
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この冊子は、公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団からの研究助成「多職種連携を促進するワークショッププログラム『irori(いろり)』の開発・普及~効果的な多職種ワークショップ運営マニュアルの作成~」に基づき発行されています。
【目次】
- 第1章:ワークショップって何だろう
- 第2章:ワークショップを企画してみよう
- 第3章:ワークショップを設計しよう
- 第4章:ワークショップを準備しよう
- 第5章:ワークショップの振り返りをしよう
- 第6章:Q&A こんなとき、どうする?
- 第7章:全国の実践例を参考にしよう
- 第8章:参考図書紹介・お役立ち情報
医療の現場において、「ワークショップ」や「対話の場」という言葉を目にする機会が増えてきました。地域医療構想においては、関係者同士の対話の場づくりが推進されていますし、学会や研究会では、参加型のワークショップが多数開催されています。
地域医療を取り巻く環境は、簡単には解決できない複雑な課題や関係者それぞれの利害が絡み合っていて、これが正解と言えるような正しい答えが決まっているわけではありません。また、医療現場で必要とされるスキルはどんどん高度化しており、自身の専門性を高めながら、他の専門性を持った様々な職種とコミュニケーションをとっていくことが求められています。
ワークショップのような対話の場は、関係構築や情報共有のための手法として期待されているのです。
サードパスの活動の中で、医療の世界にワークショップを取り入れることで、実際に様々な効果が生まれることを体験してきました。その一方で、医療現場ならではの難しさやハードルがあることも見えてきました。
この本では、そんなサードパスの経験と、また同じように医療の中でワークショップを実践して来られた方々の声から、その意義と実践のノウハウをまとめてご紹介したいと思います。今、様々な理由で、医療の現場でワークショップを実践したいと考えている皆さんの後押しになり、対話の文化がどんどん広まっていくことを願っています。
連携活動評価尺度
サードパスでは、ワークショップによって参加者の医療連携に関する意識や行動に変化があったかどうかを検証することを目的として、医療従事者の連携活動を評価する調査票を作成しました。これはもともと、医療連携の専門家である筒井孝子氏(兵庫県立大学)によって介護福祉系スタッフを対象に構築された連携活動評価尺度の調査票が基になっており、筒井氏の許諾を得て、サードパスで医療系分野の専門職が回答しやすい内容・文言にアレンジしたものです。
Q1からQ3までが「情報共有」、Q4からQ6までが「業務協力」、Q7からQ12までが「関係職種との協力」、Q13からQ15までが「連携業務の管理・処理」に関する指標となっています。
サードパスでは、ワークショップ前とワークショップ実施2ヶ月後に、同じ質問内容で調査を行い、その変化を検討しています。
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