irori第65回「地域包括ケアにおける社会的処方の可能性」のイベントページを公開しました。
【重要なご案内(5/9追記)】
このイベントはコロナウイルス感染症の感染拡大と緊急事態宣言の延長を受け、延期することと致しました。現在のところ、延期後の開催時期は未定です。
日程については、改めてサードパスのFacebookページ(https://www.facebook.com/thirdpathjapan/)などでご連絡させていただきます。
楽しみにしていただいた皆さまには申し訳ございませんが、何卒ご了承ください。
~イギリスの Social Prescription の事例を参考に~
高齢化による疾病構造の変化に伴って、医療の中でも従来の病気治療中心の「医療モデル」だけでなく、生活そのものを考える「生活モデル」が重視されるようになってきました。地域包括ケアという地域全体で支える仕組み作りも推進される中、注目を集めているのが「社会的処方」という考え方です。「社会的処方」とは、患者の健康やウェルビーイングの向上を目的に、医師が薬の処方などの医学的処方に加えて、患者を地域の活動やサービス等に繋げる社会的な処方を行うという取り組みのことを指します。
今回のiroriワークショップでは、この「社会的処方」をいち早く制度として取り入れたイギリスでの研究経験もお持ちの松繁卓哉さんに、その成り立ちや考え方、期待される効果、更には我が国における展開の可能性まで、学術的・制度的背景をご解説いただこうと思います。
地域で安心して暮らせる環境作りという点でも、多くの可能性を感じるこの「社会的処方」について、基礎から学び、みんなで考えてみたいと思います。様々な立場の方のご参加をお待ちしています!
※参考文献(可能であれば、ご参加前にご一読ください)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jniph/65/2/65_136/_pdf/-char/ja
【ゲストスピーカー】
松繁 卓哉 さん(国立保健医療科学院 医療・福祉サービス研究部 主任研究官)
2004年Royal Holloway,University of London医療社会学修士課程修了(MSc in Medical Sociology)。2009年立教大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。
専門分野は、医療社会学、地域包括ケアシステム、people-centered care、PPI(Patient and Public Involvement:保健・医療・福祉への住民参加・患者参加)、質的研究法、患者視点、セルフケア/セルフマネジメント。難病、障害、介護など、様々な課題とともに地域生活を送っていくための支援の状況および対応策に関する研究・研修に従事。合わせて、保健・医療・福祉における患者・住民の参画(PPI:Patient and Public Involvement)の手法に関する研究を進めている。
★下記①または②、どちらかの方法でお申し込みください★
① Facebookのイベントページ(https://www.facebook.com/events/503653177250150/)で「参加」を押していただく
② info@3rdpath.org までメールでご連絡いただく